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October 23, 2004

青い鳥

青い鳥というのは、大抵探している人の身の回りにいるものである。

何を隠そうワタシはついこの間、30代のオタ男が理想の女性を求めてさまよい、ロボメイドなんぞにうつつを抜かすが、最後に隣に棲んでる同い年の腐女子こそが本当の青い鳥であった、ということに気づくという小説を構想した。これは見事に版元にダメ出しをくらったのだが、それでも青い鳥は常に身近にいるのだ、という信念を変えることはなかった。

人は自分を過大評価も、過小評価もせずに等身大に見ればいいのである。そうすれば必ず身の丈にあった青い鳥が見つかる。実社会経験のないオタは自分を過大評価して破滅するし、妙に世慣れてしまったヤツは過小評価し過ぎて自分の価値をデフレさせる。若い頃は多少過大評価ぎみの方がいい結果を招くが、そろそろ中年に差しかかろうという時期になってもなおかつ根拠のない自信のみに満ちあふれていると、過剰に自分を卑下し続けてきた人物と同じ末路を歩む可能性が高い。

とまあ、柄にもない真面目なことをなぜ言い出したかというと、それはワタシの脳内にある「実写版まうみん」のキャスティングがきっかけになってのことであったりする。

これまで、まうみんパパ、まうみんママ、うろーれんなどのキャスティングを一方的に発表してきたワタシだが、肝心な主役のまうみんを誰にするかを思いつかなかったのである。さすがに、うろーれんの候補をエマ・ワトソンにしたから、短絡的にまうみんをハリポタ役のガキにしようと考える程ワタシの脳は腐ってない。第一ハリポタ役は高校の同期でさるIT系企業に勤める○芝にそっくりなので、「かわいい」などとは口が裂けても言えないのである。

で、数日前BSかなんかでヴィスコンティのダメ人間映画「ベニスにシスの暗黒卿」…じゃない「ベニスに死す」をやってたんで、噂に高い絶世の美少年であるビョルン・アンドレセンの顔を拝んで、まうみんの候補になるかどうか検討してやろうか、と思ったのだが、「子供がまだ寝てないのにこんなダメ映画見るやつがあるか」と嫁に電源を抜かれてしまった。

これでもうワタシのまうみん探しの旅も終わりか、と思って床に付くと、来月三つになる長男がごそごそと這い寄ってきて、むにゅーっとほっぺたをワタシの顔に押しつけた。その感触はちょっと冷たい大福のようで非常に心地よい。

その瞬間、ワタシの脳裏に電光のようにひらめくものがあった。「そうか青い鳥はこの場合でも最も身近なところに居たのか」。確かに長男は千人に一人といっていい極上のほっぺたの持ち主であるし、下半身丸出しにして家の中を走り回るのが大好きでもある。多少年齢的に若い気もするが、まうみん役としては最適任である。

よし決めた息子よ。お前は今後まうみんとして生きろ。取り敢えず色気づいたら幼稚園とか小学校でハーマイオニーみたいな女の子をモノにしてこい。父は期待している。

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October 20, 2004

まうみんの生態に関する若干の訂正

さて、ちょっとだけあっちの世界に棲んでいる全裸集団まうみんファミリーであるが、前回、「うなふきん同様着衣であるが村のまん中で堂々と暮らしているヤツがいる」という指摘を受けた。

確かに、うなふきんの腹違いの妹であるりとるむぃいは、堂々と着衣の状態で村の中心である「まうみん屋敷」で暮らしている。他にも、さがせばたぶん村長であるらしいえむれんさんとか、口を開けば「無駄じゃ」しか言わないやこうねずみさんとかが着衣のキャラクターである。どうやら全裸なのはまうみん族だけなのかもしれない。

が、ワタシはここでまた新たな発見をした。まうみん谷の着衣のキャラクターというのは、ようじょ(りとるむぃい)かぢぢい(えむれんさんとやこうねずみさん)のどっちかで、青壮年は含まれていないのである。

どうもまうみん谷の連中は、第二次性徴を迎えた頃から全裸になり、ぴ~が役たたずになったりあがったりするとまた服を着るようになるらしいのだ。

ワタシの脳内の「まうみん実写版」において、うろーれんの姿はフランスあたりのチャイポルに出てきそうなつるぺた娘だったのだが、このイメージは修正されなければならないのかも知れない。たぶん藤澤恵麻ぐらいもさもさ…もとい、成熟した感じがオリジナルにより近いのだろう。

で、成熟すると全裸になる理由だが、これはもちろん「生殖」のためだと思われる。だが、これではまだ「屋外でも全裸」の謎は解明されたとは言えない。

そこでワタシはさらに考えた。まうみん谷に存在する、こっち側の普通の世界とは違うなにものかに、謎を解く鍵が隠されているのではないか、と。で、思い当たったのが「みょろみょろ」だ。これはまうみん族の生殖器の位置と同じぐらいの高さにまで成長する動物とも植物ともつかない妙な生物である。

恐らく、まうみん族は雄の生殖器近辺についている「花粉」のようなものを、みょろみょろを経由させることにより雌の生殖器に付着させ、子供を作っているのだろう。こう考えると、屋外での全裸は必然である。

また、まうみんママがエプロンで局部のみを覆っているのは、すでにまうみんという子供をなしているためこれ以上の出産を望んでいないためではないかとも推測される。これですべての謎は解けた。

以上の仮説に従うと、うなふきんは村を出て着衣になったのではなく、何らかの理由で生殖が不可能であったため、長じても子供の時と同じように服を着続けたのではないか、と思われる。うなふきんは自ら望んで村を出たのではなく、まうみん谷の生殖の輪に参加できなかったため、追われるようにして村を出たのだろう。あわれなことである。

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October 19, 2004

まうみん

まうみんは、われわれが住んでいるのとはちょっとだけ違った世界に住んでいる生き物だ。

まうみんは、トロール族と呼ばれる、妖精のような、妖怪のようなそんな存在だ。

トロールというからには、大西洋でUボートと戦って沈んだトロール漁船の乗組員の魂が生き物の形を取って不思議な世界に棲みついた、とかそんな因縁話があるのだろう。

まあそれはよい。問題は、まうみんそのものだ。

まうみんはまだ若い。大きくくりくりとした目と、見るからに柔らかそうな頬が特徴的だ。どちらかと言うと美少年に分類してもいいだろう。

しかし、全裸なのである。

まうみんの住む村の中でも、完全に裸で生活しているのはまうみんだけだ。まうみんパパと呼ばれるまうみんの父親は、肩から下は全裸だが、それでもシルクハットとパイプだけはいつも身につけている。彼は元冒険家で、今は作家をしているのだという。シルクハットにパイプ、あとは全裸という格好でかつてどのような冒険をし、今どのような作品を書いているのか非常に興味があるが、確かな裏づけがない状態であれこれ想像するととんでもないことになりそうなので、ここでは控えておこう。

まうみんママと呼ばれるまうみんの母はもっと公序良俗に配慮した格好をしている。彼女は裸体に直接エプロンを付け、日本国においては一般大衆に公開してはいけないものをきちんと隠している。それだけではなく、台所仕事をする時でもその手からハンドバッグを離さない。このあたり、生まれついての貴婦人と言えるだろう。あ、こらそこのあなた。まうみんママが後ろを向いたところを想像してはいけませんよ。

まうみんの村に、まうみんと同じ種族は他に一家族しかいない。うのーく兄妹だ。

兄うのーくについては、全裸で頭にウィッグだけを付けていた、という説と、裸体に白衣と眼鏡だけをつけていた、とする説の二つが残っている。どちらでもいいが、要するにまうみんパパと五十歩百歩の姿だったのだろう。

妹は、名前については「うろーれん」と「をんをん」という異なる二つが現在に伝えられている。だが、その姿についてはどちらの説でも一致しており、足首に金の輪を付けただけであとは全裸だったという。金髪の少女うろーれんがまうみんと並んで草原を走る姿はそれはそれは美しかったそうだ。

という感じで、まうみんの村の住人はほとんどが全裸か、全裸の上にいきなり上着に相当する服一枚だけを身につけていたのだという。この村ではこれがごく当たり前の姿だったのだ。村から離れて世界中を旅したうなふきんは、外の世界の文化に触れてきちんとした服を着るようになったが、それは村人たちの反感を招く結果となった。このため、うなふきんは村に帰っても村の中心には入れず、いつも村外れでテントを張って一人寂しく過ごしていたのだという。

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October 18, 2004

マタンゴ

金曜の夕方に腕と下腹部に何やら虫さされのようなぶつぶつがいっぱいできた。

家に帰った頃には、そのぶつぶつはさらに全身に拡がり、かゆくてかゆくて仕方ない状態になった。

そこであたしは「こっこれは伝説のマタンゴ?エロ小説書いた報いで俺はこのままマタンゴになってしまうのかー!」と恐怖したのだが、後で嫁に聞いたら単なるジンマシンだったそうだ。

生まれてかれこれ40年以上がたつが、これまでジンマシンというものにかかったことがないので、具体的な症例がわからんかったのだ。もっと鳥肌みたいな状態になるんだと思ってた。

しかし、これまで一遍も出たことがないジンマシンが出た、というのはやはり脅威である。原因として最初に疑われたのは金曜日の弁当のおかずであったサバのみりん干しである。だが、これまでもっと腐ったサバを山ほど骨ごと喰って来て平気だったので、今さらそんなもんでマタンゴ化するとは考えられないのである。その後わざと生のイカとか刺し身とか卵とかやばそうなものばかり喰いまくったが、そのせいでマタンゴ状態が悪化することはなかった。

で、次に出て来たのが、「体質変化説」である。実は7月に10年ぶりぐらいに受けた健康診断の結果に嫁がショックを受けたらしく、それ以後食事に混ぜる油の量を減らされた。たまに肉は出して貰えるが、皮むいてゆでた鳥肉とかの、ボディビルダーのエサみたいなのばっかしかない。

「あのなー、マッスル北村はこんなもんばっか喰って最終的に餓死同然になったんだぞー」と抗議したのだが、一向に受け付けて貰えなかった。それどころか

「体質が人並みのものに変わってきたから、ジンマシンのようなものが出るようになったのだ」と諭された。どうやら、これまでのあたしは全身マタンゴみたいなもんで、ジンマシンというのはマタンゴが真人間に変身し始めたから出て来たものであるらしい。

この嫁の解釈に対し、あたしはズォーダー大帝に対する古代進のごとく「それは間違っている」と決めつけてやりたいが、残念なことに現在のところ自分の正論(だと思う)を裏づける論拠を見いだせないでいる。残念だ。

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