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February 23, 2005

オタの革命は成就するか?

結論は、「絶対しねえ」。聞くも愚かだがその愚かなことを実地に検証してみよう、というのが今回の趣旨。

まあまずオタの革命の第一段階は、自業自得でモテなくなった連中(本人たちは「宿命によって」と思いこんでいるから始末が悪い)が、革命の前衛としての党を結成するところから始まる。

んで次に、アジる。アジりまくる。この点についてはオタは非常に長じている。アジりまくることにより、「前衛」の部分はかなり肥大化してくる。この過程で彼らは、カリスマの権威を決定づけるための綱領なんぞを制定したりする。既存の文書を聖典認定する場合もある。

次の段階では、時事的問題に関してさまざまな形でコメントするようになり、社会に対して一定の影響力を確保しようとする。マルクスとエンゲルスにおける「ライン新聞」みたいなもんね。

さらに次の段階では、彼らとは全然別のところで進行していた社会的矛盾(これは彼らの研究テーマではあるんだけど)が爆発する形で発生した暴動に乗じ、暴徒を組織化して権力を奪取する、という感じに進む。

レーニンはこうやってプロレタリア独裁(自称)の体制を確立したのだが、オタにこの真似が可能か?答えは否である。なんとなれば、オタとは関係のないところで進行している、オタの研究テーマに即した社会的矛盾というのがそもそも存在しないからだ。職業オタ革命家とは関係のない一般の非モテ男が、モテ男に対して「我々にも女をよこせ」と一斉蜂起する可能性はまずない。少々の度胸と金を持っているヤツは風俗に行ってハイ終わりであるし、客観的に自分が見られるものは、市場における自分自身の商品価値を高めるために、外見・内面を発展させようと努力するからだ。

資本家と労働者の関係の場合、資本家が生産手段を独占することにより、労働者との間に「越えられない壁」を作っている(19世紀の話)のだが、モテ男と非モテ男の場合、モテ男のみがちんこを持っているわけじゃないからねえ。どんなに前衛がワメこうが、「越えられない壁」を一般非モテ男が明確に認識することは困難で、なおかつ一方でその壁が存在しない、あなたもモテ男になれるんだ、という場合によっては幻想になり得る情報を吹き込むやから(わしじゃ)がいるので、壁は実在はますます疑わしいものになる。

で、こっからがさらに重要なのは、非モテ男(自称)の前衛の言うことに耳を傾け、そのもとに結集しようと思う連中は、やっぱり非モテ男だということだ。これでは権力によってすべての構成員の性的価値をゼロ認定し、強制的に再配分することは不可能になる。使用頻度の低い男性器なら山ほど集まるが、その需要を満たすだけの女性器が集まらないのである。

結局そこに成立するのは、カリスマが自分とルサンチマンを共有する輩に対し、その立場を正当化するための商品を売る小さな市場に過ぎない。しかし、多くの革命的前衛組織で見られたように、この手の組織においては、カリスマの座を狙って苛烈な権力闘争が展開され、カリスマは常にその首を狙われるようになる。これを防止するには、革命を成就させ、権力を握って次期カリスマ候補を残らず粛正するしか手がない。権力の奪取が不可能である場合、組織が先鋭的であればあるほど内ゲバをエスカレートさせ、ついには「あさま山荘」的な事件を引起こして壊滅するにいたる、と考えられる。

結論。まだカルト宗教の方が成功の可能性はある。カルトなら女性信者獲得できるからね。

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Comments

 確かに、内ゲバに走りますよね・・・。というか、実松宜しく偶然の一発で相手を見つけた人間がすぐに、死に追いやられると思うに10円。

Posted by: ふくいけいじ | March 01, 2005 08:04 PM

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