表現の自由について考える
いや別に深刻な話じゃないんですけどね。
実は今仲間内で、「電子出版やろう」という計画が持ち上がってるんですわ。
電子出版の場合、現在ではまだ「著作権の切れたかつての名作か、しろーとの自己満足作品しか売られてない」という状況なんですけど、そこに商業出版物を作った経験のある連中が、そのノウハウをつぎ込んで「著者直販」の形で売れば、ちょっとした小遣い稼ぎ程度にはなるんと違うか、と思ったのですよ。
無論「著者直販」とは言っても、ライターが書いた原稿をそのまま垂れ流すのではダメで、挿絵・扉絵などを込みにしてきっちりパッケージングするわけです。ただ、目的は既存の電子出版市場で流れている「商品(多分に自称)」と比べて誰の目から見ても優位にあると認められることで、紙媒体の素材に投入されているのと同じコストを投下することはないです。そうすると明らかに赤字になるから。
で、こーいう作品になると、編集者の縛りが消失するので、紙媒体の出版物で「そのネタやばいからやめて」と言われるようなもんも書けちゃう、ということなんですね。とりあえず、メジャーなライノベの場合エロはご法度で、マイナーなアキバ系書籍の場合、エロはOKだけど、時事ネタの一部とか、あまりにネタ元が見透かされるパクリ(つまり同人レベルのパロディ)はNG、なんて感じになる。電子出版系でも、時事ネタの一部とかモンティパイソン級のギャグはNGであり続けるんだろうけど、同人レベルのパロディはある程度まで許容されるんと違うかなあ、と考えておるですよ。
要するに、結論としては、電子出版なら「まうみん」を書けるかなあ、やっぱダメかなあ、と悩んでいる、ということなのですが。
ちなみに「まうみん」がなんだかわからない人はこの日記のバックナンバーを参照のこと。
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