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August 11, 2005

オタクと政治

あたしゃ去年の今ごろ、ひょんなことからエロ小説書きの仕事を始め、今年3月からはエロ小説ブランドのプロデューサー(2ヶ月で休業したのは誰もが知るところ)のですが、始めた理由はこういう仕事が好きだから、ということだけではなく、こういう市場が今後伸びるであろう、と予測したからなのですな。

現在30代にさしかかった人たち、というのは幼少時から身の回りにそういうコンテンツが満ちあふれていたために、程度の差こそあれ「オタク」であり、そうであるがために現在では、ちょいと知的な趣味を持っている人の別称として「オタク」という語を使ってもいいような感じになりつつあります。

で、この人たちというのは学校を卒業して自分のこれからの人生設計をどうするか、という時にバブル崩壊、という感じで宙に放り出された。しかも、バブル期に甘やかされちゃったんで、浪費の癖が抜けない。知的であるため議論はできるが現実体験の裏づけがないため説得力がない。であるがために単純作業用の労働力としては役に立たない。もちろん、人に指図してリーダーになるための器があるかっつーと、これもない。

が、そういう人たちでも、というか、そういう人たちであるからこそ、「夢を語る」ということについては高い適性を持っている、とワタクシは考えておるのですよ。

これを産業化したい。

つまりは、この世代の人たちに対し最も親和性の高い創作物というものを、それが一つのジャンルとして確立されるまで幅広く送り込み、次の段階で、コアな読者層を作者層に変換し、さらに市場を拡大する、ということです。
漫画ではすでにやられていることだけど、漫画描くには絵心がいりますからねえ。これが障壁になって、クリエイターの数が頭打ちになる、というきらいがあります。

が、文章なら「オレでも書ける」と思っている人は多いはず。実際そんな甘いもんではないのだが、きちんとした訓練を施せば、「それで喰っていける」かどうかはともかく、人に見せて商品として恥ずかしくないレベルに仕立て上げることは可能だと思うのですよ。裾野がどんどん拡がれば、「それで喰っていける」人の絶対数も増えるはずだし。

こーいう展開を推し進めていくと、これまで「ニート」などと呼ばれていた人たちは、「ひとりコンテンツ製作企業の社長(兼雑用係)」へと変身していくんでは、と。で、これに対して余裕を持って資金を提供できるシステムがあれば、オタ産業は地球どころかイスカンダルまで席巻できる程成長するんではないか、と。

そーいうわけで、ワタクシは郵政民営化に大賛成なのだ。財投の無駄な金をオタクに。

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