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December 18, 2005

佐野探訪

ワタクシも嫁も今年厄年だったんですが、押し詰まってから一家揃って厄落としに行きました。どこにかというと、ワタクシの強い希望により、栃木県佐野市に。

だってあそこ、すんげえうさんくさいんですもん。ついでに、西原理恵子が「もう生涯行かない」と言い切ったラーメンの味がどういうんもんかを確かめに。

で、厄除け大師の方ですが、割ときっちり祈祷とかやってもらったのですが、その祈祷内容が非常にうさんくさくイイ感じでした。山場のところで、中央の坊主が「のうまくさんまんだ」と護摩焚いてやってる周囲から、他の坊主がコーラスで「念彼観音力念彼観音力」ときますから。いやもうご本尊が「なんじゃ貴様の魔羅は縮みっぱなしではないか!」と言いながら出てきそうな感じで笑いを堪えるのが大変でした。

祈祷料は結構ぼってた感じですが、こんだけ楽しませてもらったからまあいいか、と。

とりあえず、新年になったら実家の菩提寺に酒1升持ってってちゃんと厄落とししてもらお。

祈祷が終わったので、次はラーメン。

ご当地ガイドとか見ると、「佐野はラーメンの町」となっております。このキャッチフレーズ、昨日今日できたもんではなく、結構長い歴史を持っているのではないかと思います。

が、東京都内に「佐野ラーメンの店」というのがあるというのを聞いたことはございません。喜多方ラーメンとか、尾道ラーメンとかの店はありますけどね。

つーことから、味の方についてはそれなりの想像しておったのですが、とりあえず実際一杯食ってその予想が正しいのかどうか確かめたかったのですよ。

で、地元のラーメン屋に入る。最初にメニュー渡されました。ラーメンのバリエーション、はっきり言って少ないです。普通のラーメン、大盛り、チャーシュー麺、カレーラーメン、以上終わり。何でこんなに少ないのかなーといぶかったのですが、やってきたラーメンを食ったらその疑問はすぐ氷解したのですよ。

正統派佐野ラーメンのスープは、澄んだ塩系のものらしいです。ダシは魚系なんですが、薄くて何のダシだかわからない(後で調べたらカツオらしい)。この正体のわからない、塩以外の味の薄いスープに、バリエーション豊かにいろんな具をぶちこむと、あっという間にスープの味が負けてしまうだろうなあ、と容易に想像できました。基本は喜多方と同じなんですが、あっちの方はちゃんとどの魚でダシをとったかちゃんとわかるまでスープを作りこむんで、大量にチャーシュー乗っけてもスープが負けたりしないんですよ。なお、この店のラーメンの場合、弱いスープの味を強化するために化学調味料が使われていたらしく、最初の一口をすすると口の中がしびれました。

さて麺ですが、「青竹で打った手打ち麺」てのがスタンダードらしいです。が、ワタクシたちのところに来たラーメンの麺は、明白にゆですぎであり、コシも何も抜けてしまった状態である、というのが食べる前からわかってしまいました。しかも、手打ちの悪い面が出て、麺の長さが不ぞろいかつかなり短めだったもんですから……。

ごくシンプルに表現するのなら、佐野ラーメンは喜多方ラーメンの劣化コピーでございました。歴史が長くても、都内に専門店ができないのは、まさにこのせいだったのですな。いやー、食う前から「まずい」とわかるシロモノを食い物屋で見たのは、偉く久しぶりでした。とりあえず「うまいものを食おう」と思ってたのではなく、「自分の予想がどれだけ当たっているか」を確かめに行ったので、マズくても満足はしちゃったんですけどね。

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