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February 17, 2006

萌えは成熟しない父性であるとか言ってみるテスト

最初に断っときますが、これは単なる思考実験で、他人様に「こうなんだ」と押しつけられるもんではありません。少なくとも、現時点においては。将来的にそのような形にしてしまうことについてはやぶさかではありませんが。

と、言っといた上で、「萌え」つーのは未成熟な父性である、などと言ってしまうことにする。

オタの人の「理想の異性(多分に脳内妄想の産物ですが)」てのは、5割がロリで2割5分が姉。結構相手に対して「血の繋がり」もしくはそれに準ずるもんを求めようとしてるんですね。

で、こいつをワタクシはかつて「キモオタである自分から逃れられない相手」であると言ってみたわけですが、なんか最近そうでもねえんじゃないか、と思うようになった次第で。

なんでそう思ったかと言うと、弱いんですわ。オタの性欲って。

んだもんだから、相手が逃げれば逃げたでよし、としちゃうんじゃないかなあ、と。それを無理やり監禁して、陵辱の限りを尽くすなんてこたあ、妄想内ではやろうとするけど、現実にやっちゃう度胸はほぼなくなっているんじゃないだろうか、と。

無論、アニメとかゲームの中の世界は、客観的に言えば妄想の産物ですが、オタの人にとってはそれは今や「第2現実」ですからね。こういうのに登場するキャラに対し、脳内結婚ができちゃうような人は、同様の理由でもって特定のキャラに対し、「脳内レイプ」や「脳内殺人」はできなくなっているのではなかろうかと。現実世界で犯罪へと突っ走っていくことのできない、「良識人」ならね。

そういう人が殺人ぽんぽんやる作品とか、レイプばんばん出てくる作品とかを読みたがらない、とは言いません。てか、結構読むんだけど、それって彼らの脳内では、「第2現実」よりリアリティの少ない「第3現実」になっているんじゃなかろうか、と。

「妹」「姉」と呼ばれる肉親系キャラが、第3現実世界に入り込んでいる人の場合、血の繋がりがどーだろうがそんなのには考慮せずにやりまくっちゃうんですが、今ではその手のを「第2現実」にしまうヤツが増えてきたんではなかろうか、というのが、ワタクシの根拠のない観察だけで導き出された仮の結論なんすよ。

んでも、彼らはそういう状況にはまりこんでも「妹萌え」「姉萌え」はやめない。どころかますます深みにハマりこむ。さらに突き進んじゃうと、脳内結婚の相手が自分と肉体関係を持とうとするかどうかが問題じゃならなくなると同じで、「妹」「姉」でありながら自分とデキなくても(この辺かなり屈折してる)どうということはない、という結論に突き進んでいくんじゃあるまいか、と。

最終的に彼らが求めるのは、「血の繋がり」であり、そうなってきちゃうとそれはもう、「父の愛情」と同質のものになってしまうのではなかろうか、と。何でそんなこと言えちゃうのかというと、うちには娘がいるわけで、その娘に対して抱く感情というのは、オタの人たちの「肉親萌え」から徹底的に性的要素を排除したのとそう変わりはない、と自覚しているからなのだけれど。

この特性、ほっといても「父性」に育っていくものではないが、少なくとも「育てても何の成果も得られない」という種類のものではない。要するに、イマドキの若い女性に「婦大学」を教えこむことなんかとは比べ物にならないくらい、うまくいく可能性があるのではないか、ぐらいは言えると思うのだ。

まあ、本当に「父親」になるには、この原初的な父性を自覚的なものにまで育て上げるのとともに、家族を維持する、という目的に対する禁欲的な使命感を植えつける必要がある、とも思うのだけど。後者ってはある意味自己犠牲の精神なんで、「おおきなシンジ君」たちには100年講義したって身につかねえものだけれど。

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February 16, 2006

もえけん

という本がエンターブレインさんから出た。アキバBlogさんとこでも紹介されてた。

で、こいつだが、元はと言えば、故ソ○トマジックから出るはずだった本だったりする。ちょうど企画の打ち合わせして「主人公に日本全国回らせて、あっちこっちでの女の子との出会いをSSにすりゃあいいんでない?」と言ったのが、ソ○トマジック崩壊の数日前だったような気がする。元は当然エロを前提にして作られた骨組みだったんだけど、最終的に出たとこがエンターブレインさんだったから、エロは抜いたんだろうな、たぶん。

本来ならば、この本は去年の9月ぐらいに出る予定で、それだとぎりぎり「萌えるなんとか」ブームに間に合ったようにも思える。が、いまだとねえ。うちと付き合いのある小さい版元さんだったら、エロがあっても赤字だったでしょうな。「あふがにすタン」が出たあとだったら、あたしゃGoサイン出さなかったっす。

しかし、これで倒産時に立っていた企画のうち、ワタクシ本人が立てたもの以外はほとんど本になってしまってたりして。自分の分はどうなったか、というと、状況見て新しいのをなんぼでも立て直せるから、ほとんど執着しなかった。ニホンちゃんにしろ、まるくすタンにしろ、企画立てたのは倒産後だしね。

でも、去年7月に出す予定だった「ウホッ(ホモ本ではなくホモネタ本)」だけはちょっと惜しいかな、と今でも思う。あれ予定通りに出せたら。HGのブレイク時期と一致したんで、そこそこいけただろうし。

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