July 19, 2004

続・二足のワラジ

昨日(と言っても数時間前)書いた話というのは、すでに2ヶ月近く前のことが中心で、実はもう見本とかも手元に届いている。

で、今は何やってるのかというと、ノベルズ化が決定したそのシリーズの第三弾と第四弾(第二弾は別の人が書いている)の企画と執筆だったりする。

一発こっきりなら、単なる座興ということで済んでしまったのだが、ノベルズ化となるとこれはもうシャレでは済まなくなる。何よりおんなじ人間が毎月のように本書いていたら(書けるけど)、あっという間に飽きられてしまう。

で、ワタシは適当な掲示板とかを見つけて、「一緒にエロ小説書く人いないかー」と呼ばわったのである。

「今の日本でフリーターの次に数が多い職業はフリーライターだ」とはよく言われる。そのことを象徴するかのように短期間に大量の応募があった。その中から取り敢えず数名選らんで面接し、最終的に女性二名を残し、「エロ小説執筆チーム」のようなものを作り上げたのであった。これが先々週ぐらいのこと。

という訳で、サンプルのテキスト書かせてミーティングしいしい細かい所を詰めていくようにしたのだけれど、これが結構イケる。ソフトなエッチ話は女性に書かせた方が断然よいということがわかった。

何で女性の方がいいのか、というと、結局自分がそういうことをされる立場であるから、鬼畜系・陵辱系エロゲ(これはほとんどSFだと思うけど)みたいな無茶な描写はしないし、同じ理由でもって細かい部分がかなりリアルかつ男の意表をつく形になっているためだ。

ただ、担当者が若かったため人物造形が多少甘くなったけれど、そこはミーティングと中年の経験で埋められそうな感じだった。という感じで、どうもこれから面白くなりそうなのである。

なお、「一緒にエロ小説書く人」はまだ募集をやめたわけでもないので、我こそはと思う方がいた場合には、メールとかくれると嬉しい。もちろん、「女性でなければダメ」ということはない。電波は困るが。

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July 18, 2004

二足のワラジ

出版不況、という言葉はついに一般的な用語になってしまったようだが、実際苦しい。

知り合いのPCライターでも、昨年から今年にかけてかなり廃業した人がいる。

で、こちらもPCだけじゃ喰えないかな、と思うようになったので、間口を拡げるという感じでちょっと違う本を2冊書いてみた。ひとつは、「ビジネス書だ」と偽りながらアキバに巣食うオタクの実情をかなりデフォルメしておっさんを笑かすで、もう一つはおっさんのために、巨大匿名掲示板というのはどういうとこか、ということをやっぱり笑わせながら解説しただった。

嬉しいというか何というか先の本の方には、茶化されて怒ったオタクの方の非難がちょっとだけ集中し、販売サイトの書評欄には、「本格派のトンデモ本である」などという評価をいただくことができた。

後者の本はあまり話題にならなかったけれど、版元に気に入られ、さっそく第二段を出そう、という話になった。で、どうしましょうかねえと相談した結果、「ダメオタクをちょっとだけまともな道に更正させる啓蒙書にしよう」という方向にまとまりかけたのである。

「でもねえ、オタクってごく一部でも非難されるとそれをそのまま全人格否定として捉えますからねえ」とワタシは版元の社長にいい、社長もそれに同意したので、「99%までオタクを『それでいいんだ』と認め、あとの1%だけ『でもね』と言う感じで注文をつけるようにしよう。語りかけるのは『妹』ということでどうだ」と軌道修正した。で、企画を進めていくに従ってあーでもない、こーでもないと二転三転し、最終的に気がついたら「小説」ができあがってしまっていたのである。

というわけで、ウソのような本当の話なのだが、その本が今度の木曜日に書店に並んでしまう。「なりたい」と思ってた人には非常に申し分けないのだが、不惑を迎えたPCライターが、どういうわけかライトノベルズ(結構エッチ)の作者としてデビューすることになってしまったのだ。しかもいきなり書き下ろし単行本で。

一応、その小説の方は40の子持ちのオヤジが書いていた、とバレるとマズいので、適当なペンネームをでっちあげといたけど、今後どうやらそっちの方も定期的に書かなければならないような感じだ(って実際書き始めているし)。

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